龍の章ストーリーを更新!「白紙の書Ⅱ」


龍の章ストーリーを更新!「白紙の書Ⅱ」
 
ストーリーの龍の章の話が更新された。

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渡された一冊の本。イルミナはその装丁に見覚えがあった。
「これはアルス=ノウァのもの……」
自身が改編した魔導書に宿る姫を思い浮かべる。
プラリネは言った。この本の所持者であるウィジャスから、届けてほしいと依頼を受けたのだと。
「で、中身は何が書かれているんだ?」
ガディウスに催促され、ページをめくる。
しかしその本は全て……。
「……白紙?」
一緒に覗き込んでいたサリアが目を丸くした。どのページにも何も書かれていないのだ。
皆が困惑する中、イルミナだけはその本から溢れ出る強い力に眉を寄せる。
「……この本について、魔術師は何と言っていたの」
彼女の問いに、プラリネは笑顔で答える。
「彼はこう言っていたよー。この本は神々の力が込められた特別な本。“完全なる魔導書”に対抗し得る唯一の力となるかもしれないんだって」
その言葉に全員が反応を見せる中、彼女の言葉は続く。
「ただ、本はまだ完成してないんだってさ。魔術師さんは言っていたよ。これはその土台に過ぎない。 “神の書”に改編して、初めて『完全なる魔導書』に対抗できる……ってね!」
つまりイルムが創る魔導書に対抗する為の本に創り変えろということだ。
イルミナはじっと本を見つめる。出来なくはない。可能性はゼロではない。
けれど彼女にとっては、創造主であるイルムを超えるような行為だった。
(成り損ないの自分に、そんな事ができるのか)
迷いを見せるイルミナの手元に、ぽろりと小さなぬいぐるみが落ちてくる。
先ほど手に取ろうとした、友達からの贈り物。
「……ロミア」
捕われの身となっている彼女を思い、ぬいぐるみをきゅっと握りしめて顔を上げる。
「やってみよう。私のできる限りの力で……この本を”神の書”にしてみせる」
彼女の宣言に、周囲が活気立つ。
皆の様子に笑顔を見せたプラリネは、グライザーの背へと足をかけた。
「話もまとまったみたいだし、ボクはそろそろ行くよ。後はお任せするねー!」
「待って! 行くってどこへ」
呼び止めるサリアに向けて、彼女は浮上する龍の上でふらふらと手を振る。
「実は、本を届けに来たのはついでなんだー。ボクはここにいるかもしれない人に会いに来たんだよ。とっても大切な、一番の友達にね!」
 
【関連モンスター】

 
 
しっかり予習するんだズオ(`・ω・´)