ガンホーやミクシィなどが加入する日本オンラインゲーム協会(JOGA)がガイドラインを改定した。
「上限5万円」「当たり確率の明示」などが追加され、ソーシャルゲームで問題視される「ガチャ」に自主規制をした形になった。
スマホ向けソーシャルゲームで高額な課金が問題になっている有料くじの「ガチャ」について、業界団体「日本オンラインゲーム協会」は24日、課金上限額を5万円とし、当たりの確率を明示することなどを柱とした自主規制をまとめた。
加盟社だけでなく、主要なソーシャルゲーム事業者が参加するモバイル・コンテンツ・フォーラムにも順守を求める。
改正したガイドラインによると、①ガチャで希望するアイテムを得るまでの総額は1回あたりの課金額の100倍までで、上限額は5万円②アイテムは種別に当たる確率を明示③社内に運用責任者を定めアイテムの確率設定などを記録に残す――などとしている。
4月から実施する。
(朝日デジタルより)
5万円しか課金できないって話じゃなく、1キャラを5万円予算で取れると推定される確率でガチャを作るよう各社に求めるって話。
実際に5万円使って取れるとは限らないってところがポイント。— パズドライフ(みずのん) (@puzdlife) 2016年3月25日
上限額いくらって話よりも、当たりの確率を明示することの方が大きいかな。
ゲーム間で比較できるようになるからね— パズドライフ(みずのん) (@puzdlife) 2016年3月25日
日本オンラインゲーム協会(JOGA)HPより抜粋
→ランダム型アイテム提供方式を利用したアイテム販売における表示および運営ガイドライン(※PDFファイル)
(1)
有料ガチャにおいてガチャレアアイテムを提供する場合、以下のいずれかを遵守するものとする。
□a.いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値として算定される金額をいう)の上限は、有料ガチャ1回あたりの課金額の100倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。
□b. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は50,000 円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。
□c. ガチャレアアイテムの提供割合の上限と下限を表示する。
□d. ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する。
(2)
有料ガチャについては、以下のいずれかを遵守するものとします。なお、有料ガチャにより提供されるガチャアイテムの価値について、その価額が明記されていない場合、可能な限りにおいて、その類似または同類のアイテム等の価額を参照するものとする。
□a. 有料ガチャ1回利用時に提供されるガチャアイテムの価値は、有料ガチャ1回の価額と同等またはそれ以上と
する。
□b. 有料ガチャ10 回利用時に提供されるガチャアイテムの提供割合の期待値上の価値は、有料ガチャ10 回の価額と同等またはそれ以上とする。
□c. 有料ガチャの利用金額の総計が5,000円の場合、有料ガチャから提供されるガチャアイテムの提供割合の期待値上の価値は、5,000 円と同等またはそれ以上とする。
(3)
何らのガチャアイテムが提供されない可能性がある有料ガチャの提供は行わない。