先日、LINEやTwitter上で問題になったパズドラへのDoS攻撃問題。
公式から警告が出された事が影響してか、特に問題は起きなかった。
>【ズルしても詫び石なし】不具合の誘発は法的措置の対象になるので注意
さて、このDoS攻撃ががもし実行されて、サーバーが落ちていたらどうなっていたのか?
DoSは、Denial of Service attackの略。
DOS攻撃とは、ネット上の通信量を増大させ、通信を処理している回線やサーバをダウンさせること。
違う例えでいうなら、
10人の話を一度に聞ける聖徳太子くんに、100人1000人集めて同時に話を聞いてもらうよう画策すること。
日本最大級の弁護士・法律ポータルサイトの「弁護士ドットコム」は、このパズドラへのDOS攻撃についてこう解説している。
(1)攻撃を呼びかけた結果、一斉ログインが起こり、本当にシステム障害まで発生してしまった場合だ。
「まず、一斉ログインをしたユーザー全員について『電子計算機損壊等業務妨害罪』(刑法234条の2第1項)が成立する可能性があります。また呼びかけた人も『教唆犯』といって処罰されます」
(2)一斉ログインはあったが、システム障害は起きなかったら?
「この犯罪に関しては、2011年から『未遂』も処罰されることになりました(刑法234条の2第2項)。未遂の教唆犯も処罰されます」
(3)「呼びかけ」はあったが、一斉ログインが起きなかった場合は?
「一斉ログイン行為が始まってすらいない(着手がない)ので、『電子計算機損壊等業務妨害』には該当しないでしょう。ただ、このような『呼びかけ』があった時点で、ガンホー側はサーバー増強や『一斉ログインをしないで』という広告を出すなどの対策をする必要があります。そうすれば通常業務に支障が出る。つまり、高い可能性で『呼びかけ』自体が『偽計業務妨害(刑法233条後段)』とみなされるでしょう」
(弁護士ドットコム)
つまりは、問題が起きようが起きまいが「刑法で罰せられる」可能性があるという。
パズドラはとにかく面白い。
ガチャ回したい気持ちもすぐにスタミナ回復したい気持ちも本当によくわかる。
しかし、Dos攻撃しようと声を上げた時点で罰せられる可能性があるのでくれぐれもサーバーダウンの画策などしないように。