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龍の章ストーリーを更新!「滅雷龍の過去Ⅴ」

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龍の章ストーリーを更新!「滅雷龍の過去Ⅴ」
 
ストーリーの龍の章の話が更新された。


 
 
滅雷龍の過去Ⅴ
ダンタリオンによって影の器を得た青年が出会った少女は、龍王から「雷龍」の封印を護る役目を命じられた巫女だった。
彼は少女を利用し龍王達の情報を得ようと考え、彼女へと近付き話をするようになる。
そうして日々を過ごす中で、青年は継界の様々な情報を得ていった。
しかしそれと同時に、以前の自分と同じ”龍”への憧れを持っていた彼女との会話を楽しむようになっていき、次第に心惹かれていく。
そして少女も、封印の護り手という使命に縛られた中で気兼ねなく話をすることができる青年に心を寄せていった。
少女と青年の逢瀬は温かく幸せな時間だった。
けれど、その時間も長くは続かない。
 
「龍王達が、奴の干渉に気付いた」
異空間に封じられ、悪魔の手助けによって行動していた青年と、龍の封印を護る使命に縛られていた孤独な少女の逢瀬。
それに気付いた龍王達は、青年が干渉していた少女を排除しようとしたのだ。
「何故だ!? ただ話をしていただけだろう」
「奴は人を惹きつける才能を持っていたからな。龍王は奴に洗脳されているかもしれない存在をそのままにはしておけないと判断したんだろうぜ」
龍王達の動きを知り少女に害が及ぶと危惧した青年は、僅かに残っていた雷龍の力を与えた。その力は龍王の干渉を全て跳ね除け、彼女を守る。
しかし力を使い過ぎたことで器に意識を投影し続けることが難しくなった彼は、一旦意識を切り離し、龍への憎しみを募らせながら再び異空間の中で眠りについたのだった。
 
……その時、憎しみに捕われた彼は気付けなかった。
己の愛した者に宿された、新たな命たちに。
『あの者が与えた力は、既に巫女の身体に宿っていた二つの命に流れ込み、赤子となって生まれてきた。……それが、貴様ら兄弟だ』
契約龍として、青年を認めた友として。
彼の全てを見続けてきたドルヴァが、話の最後を締めくくった。
 
【関連モンスター】

 
 
しっかり予習するんだズオ(`・ω・´)